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GMOあおぞら・住信SBI・楽天銀行の法人口座比較

この記事の結論
  • 3行とも口座維持手数料は無料(各行公式サイト、2026年8月確認)
  • 他行宛振込手数料はGMOあおぞらネット銀行が2026年8月17日以降100円(税込)、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)が145円(優遇プログラム利用で最安130円)、楽天銀行が150円(3万円未満)/229円(3万円以上)(各行公式サイト)
  • freee会計とGMOあおぞらネット銀行は参照系APIで自動連携している(freee株式会社プレスリリース)一方、freee会計と楽天銀行の自動連携は2022年に終了しCSVアップロード対応のみになっている(freee株式会社プレスリリース)
  • マネーフォワードクラウドは楽天銀行との連携を継続している(ITmedia報道)
  • 住信SBIネット銀行は2026年8月3日付でドコモSMTBネット銀行に商号変更した(公式サイト)
この記事の内容
  1. 結論:振込の頻度と使う会計ソフトで決まる
  2. 3行の基本条件を比較する
  3. 振込手数料を比較する
  4. 会計ソフト連携で差が出る:freeeと楽天銀行の関係
  5. 審査の通りやすさで選ぶなら
  6. タイプ別の結論
  7. 実体験について、正直に書きます
  8. 次にやること

この記事は、法人口座をGMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行(現・ドコモSMTBネット銀行)・楽天銀行のどれで開くか迷っている一人起業の人に向けて書いています。 結論から言うと、口座維持費は3行とも無料なので、実質的な差は「振込手数料」と「使っている会計ソフトとの連携」の2点に出ます。この記事では、3行の基本条件、振込手数料、会計ソフト連携の順に比較し、審査の通りやすさについては別記事に譲ります。

こんな状態ではありませんか
  • 3行とも「ネット銀行の法人口座」としか認識しておらず、何がどう違うのか分からない
  • 振込手数料がどれくらい違うのか、具体的な金額で比較したい
  • freeeやマネーフォワードを使う予定だが、銀行によって連携できるかどうかが違うと聞いて不安

結論:振込の頻度と使う会計ソフトで決まる

法人口座の「使い勝手」を左右する要素は多く見えますが、口座維持手数料が3行とも無料である以上、実際に差が出るのは主に次の2点です。

  • 他行宛の振込を月に何件行うか:件数が多い事業ほど、1件あたりの振込手数料の差が積み重なる
  • freeeとマネーフォワードのどちらを使うか、あるいは使う予定か:銀行によって自動連携の状況が異なる

以下、この2点を軸に3行を比較します。なお、住信SBIネット銀行は2026年8月3日付で「ドコモSMTBネット銀行」に商号変更していますが、この記事ではキーワードとしての認知度を踏まえて「住信SBI」の表記も併記します(ネットバンキングの口座番号など既存契約の内容は変更されていません、公式サイト)。

ここが要点

「金利が高いから」「有名だから」で選ぶと、実際に毎月使う振込・入出金の場面で不便を感じることがあります。 自分の事業で月に何件くらい振込が発生しそうか、どの会計ソフトを使う予定かを先に洗い出してから比較表を見ることをおすすめします。

3行の基本条件を比較する

※以下は2026年8月時点の各行公式サイトの情報です。手数料・サービス内容は変更されることがあるため、申込前には必ず最新の公式情報を確認してください。

項目 GMOあおぞらネット銀行 ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) 楽天銀行(法人ビジネス)
口座維持手数料 無料 無料(月額基本料金0円) 無料
同行宛振込手数料 無料 無料 52円(税込)
組戻手数料 880円(税込) 880円(税込) 880円(税込)
開設完了までの目安 公式サイトに記載なし(2026年8月確認) 郵送申込は審査完了まで2〜3週間程度、オンライン本人確認(eKYC)なら最短翌営業日(参照記事で既出) 公式サイトに記載なし(2026年8月確認)

3行とも口座を持っているだけで発生する固定費はかかりません。差が出るのは、実際にお金を動かすとき(振込)と、記帳を効率化するとき(会計ソフト連携)です。

振込手数料を比較する

法人口座で最も頻度高く発生する手数料は、他行宛の振込手数料です。3行を比較すると次のようになります。

銀行 他行宛振込手数料(通常) 優遇プラン利用時
GMOあおぞらネット銀行 100円(税込)/件(2026年8月17日以降。それ以前は130円) 「振込料金とくとく会員」(月額500円)で99円/件
ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) 145円(税込)/件 振込優遇プログラム利用で最安130円/件
楽天銀行(法人ビジネス) 150円(税込)/件(3万円未満)、229円(税込)/件(3万円以上) 記載なし(2026年8月確認)

※GMOあおぞらネット銀行は2026年5月10日に他行宛振込手数料を143円から130円に値下げし(GMOあおぞらネット銀行株式会社プレスリリース「他行宛て振込手数料を143円/件から130円/件に引き下げへ」)、さらに2026年8月17日から100円に再値下げしています(GMOあおぞらネット銀行株式会社プレスリリース「よりおトクで利便性の高い金融サービスの提供に向け、3つの新施策を8/17より開始」)。

ここが要点

振込1件あたりの差は数十円〜100円程度ですが、月に数十件の振込が発生する事業では年間の差が数千円〜1万円規模になります。 逆に、月の振込が数件程度であれば、この差だけを理由に銀行を選ぶ必要性は薄くなります。

3万円以上の振込が多い事業では、楽天銀行の229円という金額差が特に目立ちます。振込先の金額帯や件数を、自分の事業の実態に照らして試算してみてください。

会計ソフト連携で差が出る:freeeと楽天銀行の関係

振込手数料と並んで実務上の差が大きいのが、会計ソフトとの自動連携の状況です。ここは銀行の優劣というより、会計ソフトとの契約関係が変わったことによる違いなので、使っている(または使う予定の)会計ソフト次第で結論が変わります。

  • freee会計とGMOあおぞらネット銀行:参照系APIによる連携を実施しており、ID・パスワードをfreee側に保存せず、口座の残高・入出金明細を自動で取り込める(freee株式会社プレスリリース「freee株式会社とGMOあおぞらネット銀行 参照系APIの連携を開始」)
  • freee会計と楽天銀行:2022年にAPI連携契約が満了し、口座明細の自動取り込みが停止した。現在はインターネットバンキングからCSVファイルをダウンロードし、freeeに手動でアップロードする方式で対応している(freee株式会社プレスリリース「freee会計と楽天銀行のAPI連携契約満了に伴う口座明細の自動取り込み停止のお知らせ」)
  • マネーフォワードクラウドと楽天銀行:マネーフォワード側は楽天銀行とのAPI接続を終了する予定はないと2022年1月に発表しており(ITmedia NEWS「マネーフォワード『楽天銀行との連携終了しない』」)、2026年8月時点でもマネーフォワードクラウド会計のサポートページに楽天銀行(個人・法人)とのデータ連携内容が案内されている(マネーフォワードクラウド会計サポート「『楽天銀行』とのデータ連携で取得できるデータを教えてください」)
  • ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行):freee会計とは2016年8月15日からAPI連携しており、口座の入出金明細を自動で取り込める(freee株式会社プレスリリース「freeeが住信SBIネット銀行とAPI連携を開始」)。この連携が現在まで続いているかを示す最新の公式発表は見つからなかったが、終了を告知するプレスリリースも見当たらない(2026年8月確認)。マネーフォワードとの間には、個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード for ドコモSMTBネット銀行」の専用連携ページが用意されている(マネーフォワード公式)
ここが要点

「freeeを使っていて自動連携を重視するなら楽天銀行は選びにくい」「マネーフォワードを使うなら楽天銀行でも支障は出ていない」という、会計ソフト側の事情による違いです。 どちらのソフトを使うか(または使う予定か)を先に決めてから、この表を見て判断してください。

審査の通りやすさで選ぶなら

この記事では手数料と会計ソフト連携を中心に比較しましたが、「そもそも審査に通るかどうか」を先に知りたい場合は、ネット銀行で法人口座を開設する|審査に落ちる理由と対策で、同じ3行(GMOあおぞら・ドコモSMTB・楽天銀行)の必要書類・審査で重視される点を比較しています。この記事の比較表と合わせて読むと、「審査に通りやすいか」と「開設後の使い勝手」の両方から選べます。

タイプ別の結論

ここまでの内容を、事業のタイプ別に整理すると次のようになります。

事業のタイプ 選びやすい銀行 理由
他行宛の振込が月に多く発生する GMOあおぞらネット銀行 他行宛振込手数料が3行中最安(100円)
freee会計をメインで使う・使う予定 GMOあおぞらネット銀行 参照系APIで自動連携している
マネーフォワードクラウドをメインで使う ドコモSMTBネット銀行・楽天銀行のどちらでも可 両行ともマネーフォワードとの連携に支障が出ていない(この記事の調査範囲)
振込件数が少なく、手数料差より知名度・ブランドを重視する 3行いずれも維持費は無料なので、他の判断軸(審査の通りやすさ等)で決めてよい 口座維持費に差が無いため

いずれの場合も、最終的な必要書類・審査基準は変更されることがあるため、申込直前に各行の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

実体験について、正直に書きます

私の場合

正直に書きます。この記事を書いている2026年9月1日時点で、私自身はまだ合同会社の設立登記が完了しておらず、法人口座をどの銀行で開設するかも決めていません。ネット銀行で法人口座を開設するでも書いたとおり、口座開設の申込はこれから行う段階です。想定している振込頻度や、freeeとマネーフォワードのどちらを使うかもまだ確定していないため、この記事の比較は各行の公式サイトと関連プレスリリースを調べた範囲の整理であり、実際に使った上での使い勝手の記録ではありません。口座を開設し、実際に振込や会計ソフト連携を使ってみたら、この記事に実体験として追記します。

次にやること

まず、自分の事業で月に何件くらい他行宛の振込が発生しそうか、どの会計ソフトを使う予定かの2点を紙に書き出してください。 振込件数が多い、またはfreee会計を使う予定ならGMOあおぞらネット銀行、マネーフォワードを使う予定で審査条件を優先したいならドコモSMTBネット銀行か楽天銀行を、それぞれ有力な候補として検討してください。審査の通りやすさで迷う場合は、ネット銀行で法人口座を開設するの比較表も併せて確認しておくと、開設前の書類準備がスムーズになります。会社設立の手続き自体がまだの場合は、freee会社設立のような設立手続きサービスを使うと、法人口座の申込に必要な登記関連書類も同じ流れで準備できます。


※本記事は2026年8月時点で調査した各行公式サイト・プレスリリース等の情報と、筆者個人の状況に基づくものです。手数料・サービス内容・会計ソフトとの連携状況は変更されることがあるため、実際の申込前には必ず各行および各会計ソフトの最新の公式情報を確認してください。

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当サイト運営者

会社を辞めて、会社をつくる準備をしている当事者です

執行役員として6年、会社の管理部門を統括する立場にいました。2026年に退職し、いまは求職活動と並行して、会社を立ち上げる準備を検討している段階です。まだ登記はしていません。調べて確かめたことだけを書き、済んでいない手続きは「これから」と正直に書きます。体験のふりをしません。

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